Another View of Japan

歴史問題の反論に使える・・かもしれない、資料を集めるブログです。

ソビエトの実情と採るべき対ソ政策(その1)

 

ソ連大使ウィリアム・C・ブリットの、1936年4月20日付報告書の翻訳です。

Foreign relations of the United States.... | Hathi Trust Digital Library (p.291~296)

機械翻訳を利用した個人的な訳ですので誤訳によって生じた損害の責めは負いかねます。おおよその内容を把握するためのものとしてご利用ください。

 

 

Moscow, April 20, 1936.
[Received May 18.]

 

閣下:ソビエト共産主義に関し、アメリカが追随すべき政策について私の見解を提出することを光栄に思う。私の観察の長さについてお詫び申し上げる。


今日において、共産主義が依然として弱い国々では、政府の民主的な形態を支持することが健全な戦略であるとスターリンは考えている。だが、ディミトロフが1935年8月のコミンテルン会議で、当面の間はトロイの木馬の戦術を用いることで共産主義運動が最大限に促進される可能性を指摘したとき。民主主義者をゆくゆくは銃殺刑の執行隊へと連れて行くため、民主主義者の友人のふりをすることや協力者になることを、不道徳ないし過度に偽善的であると感じるならば良い共産主義者ではない、と共産主義の同志達に警告したとき、その支持の意味が示された。

 

したがって、ソビエト政府との関係の問題は、世界革命を生み出すことを決定した闘争的な信念や、全ての信じない者の「清算」(すなわち、殺人)として、共産主義によって描かれたという問題の従属部である。


アメリカを含むあらゆる国における、すべての正統派共産主義者が大量殺人を信じていることは間違いない。さらに、共産主義を信じている者の忠誠は、彼が技術的に市民である国家に対してではなく、彼の信仰や信仰のカリフ[宗教指導者]に対してである。そのような者にとっては最も不忠な裏切りが最高の美徳である。


人類の歴史において多くの国々は、その忠誠心が、本国の国境を超えている市民に対処しなければならなかった。秘密警察や銃殺刑の執行隊を用いてそのような者を扱うことは伝統である。しかし、中世以来、西洋人が非常に苦しんで獲得した自由を維持しつつ、彼らに対処することは非常に困難である。ナチスの方法を採用することは、文明が獲得した最も貴重なうちの一つである国家による恐怖からの解放を犠牲にすることであり、守ろうとしている遺産を放棄することである。


しかし共産主義者は、我が国の制度や自由を破壊するのみならず、何百万ものアメリカ人を殺すことを目指した外国の代理人であることが認識されなければならない。ソビエト連邦との関係は、したがって、世界共産主義の強さや、我々の自由と生命に対する脅威が現実であるか非現実であるかを慎重に見積もることを除いて、答えようがない国内政策の問題が含まれる。

 

さらに、ソビエト連邦が国際貿易の分野において危険な要素になるのは遠い話ではない。ソビエト政府は対外貿易の独占を断念しようとする意思はわずかにもない。可能な限り自身で自給自足をしようと試みており、敵国を傷付け友人を援助するため、冷酷に安売りをして独占貿易を利用するだろう。世界の一般的な経済状況の改善を目的とする国際協定を、誠実に締結することはないであろう。それどころか悲惨さが共産主義革命をもたらすかもしれないことを希望して、資本主義諸国の経済に可能な限り多くの混乱を作り出そうとするであろう。


ソビエト連邦における生活水準は依然、とりわけ低く、おそらくバルカン諸国を含めた欧州のいかなる国よりも低い。それにもかかわらず、ソビエト連邦の市民は今日、幸福感を持っている。彼らは1914年以来、戦争、革命、内戦、飢饉によって酷く苦しんできたので、今日のように食べるのに十分なパンがあることはまるで奇跡のようだ。さらには、過去3年間で食糧の量と種類が増え、ロシアから何年も失われていた様々な商品が今では店頭に並んでいる。


農民の状態はほとんど改善されていない。確かに肉体的には1914年の状態よりも悪いようだ。もちろん一定の名所がある。非常に成功しよく組織されたコルホーズ[集団農場]とソフホーズ[国営農場]である。そのうえ、都市の状況を改善し、産業、通信、軍事機械を造るために行われていることはすべて、農民が犠牲にさせられている。1935年のソビエト政府の歳入の81%は、農産物の価格を酷く安く抑え、政府は販売利益を得るという単純な方法によって農民から奪われた。それにもかかわらず土地そのものは豊かで、農民はいくらか教育を受けており、スポーツへの関心を育むように奨励されている。若者の間には少なくとも希望がある。


ロシアは常に警察国家であった。今日は警察国家だ。クレムリンの権威は軍隊の強さとその秘密警察の遍在に基づいており、確信した共産主義者の熱情に劣らない。


秘密警察と軍隊は、他のどんな住民よりもより良い食物、家屋、慰労を受けている。ソビエト政権に対する彼らの忠誠は疑いない。赤軍の強さについてはもはや合理的な疑いはない。今日では150万に迫る。火砲、飛行機、戦車などの物質的な装備は、品質が不足しているけれども量は豊富である。鉄道は依然として平和な時代の国家需要に不十分であり、同様にソビエト連邦全体に文字通り近代的な高速道路が存在しないという事実が原因で、攻撃的な作戦を企てることはできない。だが防衛において赤軍は、激しく、申し分無く、長く、戦うことだろう。

 

ソビエト連邦に対する唯一の脅威は日本である。リトビノフが吹聴しているあらゆるプロパガンダとは反対に、ソビエト政府はドイツが何年もソ連に戦争を起こすことができない状況にあることをよく知っている。ドイツの攻撃のためのあらゆる実行可能な経路はポーランド領を横切るように導かれ、そしてドイツ兵もロシア兵も決して領土に足を踏み入れることを許さないというのがポーランドの政策原理の全容である。


日本の脅威は現実である。しかしながら日本はモンゴルとの関係でひどくしくじった。そしてソビエト極東軍の強さが急速に増しているので、現在ロシア人は、日本の攻撃は日本軍の壊滅で終わるだろうと自信を持っている。

 

共産主義者のただひとつの真の恐怖は、戦争の心労で官僚機構が崩壊するかもしれないことである。クレムリンの恐怖があまりにも大きく、最高位を除いたあらゆるロシア当局者は、決定をなすことを拒否したり躊躇する。全ソビエト連邦の中心地は、戦時に、無署名の書類によって絶望的に悩まされることになりかねない。


今日、ソビエトの主要な弱点は、まさしく官僚政治の非効率にある。共産主義形態の国家は並外れた能力の官僚制を必要とする。ロシア人は悪い官僚であり、これまでも常にそうであった。結果、異常な数のユダヤ人があらゆる人民委員会に雇用される。ソビエトの住民のうち61人に1人がユダヤ人であるが、61人の人民委員と副委員のうち20人がユダヤ人である。