南部仏印進駐

 

Pearl Harbor. Intercepted diplomatic messages sent by the Japanese government between July 1 and December 8, 1941.

p.2-3、p.4-5からの翻訳です。

機械翻訳を利用した個人的な訳ですので誤訳によって生じた損害の責めは負いかねます。おおよその内容を把握するためのものとしてご利用ください

 

 

From: Canton
To: Tokyo
July 14, 1941.

省 (? Department) 内秘匿。
軍高官から駐在武官への、その後の情報は以下の通り。

1.最近の総動員令は、英米の自然拡大を阻止する過程で、英米の支援に終止符を打つ日本の確固たる意志を表すとともに、できれば枢軸の支援を受けつつ・・もし必要とあらば日本単独で・・これを実行するとの不退転の決意を表明した。遠征軍との会食や送別の挨拶といった形式は省略された。それは、日本国民の感情を大きく刺激したくなかったからであり、平静かつ冷静な態度でこの新しい戦争に立ち向かおうと望んだからである。


2.仏領インドシナ占領の目下の目標は、その地で我々の目的を達成することである。
第二に、国際情勢が適した際に、そこから迅速な攻撃を開始することがその目的である。いかなる困難が生じようとも、我々はこの事業を遂行するつもりである。仏領インドシナを平和的に占領しようと最後まで努力するけれども、抵抗があれば、武力で鎮圧して占領し、戒厳令を敷くことになろう。仏領インドシナ占領後の我々の予定は、蘭領東インドへの最後通牒の送付である。シンガポールの占領においては海軍が主要な役割を果たすであろう。陸軍に関しては、シンガポールの占領には一個師団だけを要するであろうし、蘭領インドの占領には二個師団だけを要することになろう。主に、航空部隊(南沙諸島パラオ、タイのシンゴラ[現在のソンクラー]、ポルトガルティモール、仏領インドシナ)の活動と、潜水艦隊(南洋諸島海南島、仏領インドシナ)の活動とを通じて、英米の軍事力、および、我が国に対する策動を支援する能力を、我々は最終的に粉砕することになろう。

 

3.仏領インドシナをまもなく占領する部隊は、第25軍と(1つの軍は4個師団から成る)、航空機・戦車・榴弾砲などの特殊任務に配属される、南支那方面軍からなる第30軍とに再編されるであろう。前の電信で言及した飯田軍は西村分遣隊[訳注]に変更された。飯田将軍は司令部に配属され、総司令部はサイゴンに設置されるであろう。すべて準備は完了した。船代は支払われているし、遠征はまもなく当地から始まる。

 

[訳注] それぞれ、飯田祥二郎中将、西村琢磨少将ではなかろうかと思われる。

 

 

From: Tokyo.
To: Washington.
23 July 1941

あなた[訳注]の電信 #545について。
1.就任してまだ日が浅いという事実から、私がまだ明確な方針を決定していないと仮定した点で、あなたは正しかった。私の電信 #368で指摘したように、仏領インドシナの占領は避けられなかった。この措置は、私が就任する前から内閣によって決定されていた。仏領インドシナの共同防衛という目的のため、平和的に行われることになっている。日本と英米との間の摩擦を減らす努力を続ける所存である。

 

しかしながら、アメリカが、ここにおいて、日本を過度に刺激するような措置をとった場合(事実上の〇〇〇の終了や資産の凍結など)、極めて危機的な状況が生じる可能性がある。この事実をアメリカに通知し、事態の改善に努めてくれ給え。
(以下省略)

 

[訳注] 若杉要・駐米公使