マッカラム・メモランダム

この記事は『歴史問題の反論に使える・・かもしれない、資料』ではありません。
当ブログの趣旨から離れた、私的なメモに近いものです。

 

私は「第二次世界大戦はなぜ起こったのか。その原因を知りたい」というところに最大の関心がありました。そして個人的に細々と情報を探してきました。
現時点では、太平洋戦争(ないし大東亜戦争)が起こった原因を探るためには、「マッカラム・メモランダム」に、最大のヒントがありそうだと、私は考えています。

 

もしかすると将来、より良い情報を見つけることができるかもしれませんし、それによって私の意見は変わるのかもしれませんが・・以下『真珠湾の真実 ― ルーズベルト欺瞞の日々』(454頁)から抜粋してみます。

 

 

「一方、英国が戦争を継続し、英海軍が大西洋の制海権を維持しているかぎり、ドイツまたはイタリアが米国に対抗できる可能性はほとんどない。われわれの立場にとっての一つの危険は、英帝国が早期に降伏し、英国艦隊が手つかずのまま枢軸国の手に入ることである。」

 

「要約すると、英国海軍が大西洋の制海権を保持し、米国と友好関係にあるかぎり、大西洋における、米国の安全保障に対する脅威は小さい。」

 

「太平洋では、日本は独伊との同盟のおかげで、英帝国の安全保障にとって決定的な脅威であり、いったん英帝国が消滅すると、日本-独伊の戦力は米国と対抗することになる。

シンガポールに対する日本の脅威または攻撃を伴った、また、バルカン半島及び北アフリカ経由のスエズ運河に対する独伊軍による強力な陸上攻撃は、英帝国にとってきわめて深刻な結果をもたらすことだろう。」