ソ連提案の会議と米政府の方針

 

Foreign relations of the United States... The Soviet Union, 1933-1939. p.479 および p.541-542 からの翻訳です。

機械翻訳を利用した個人的な訳ですので誤訳によって生じた損害の責めは負いかねます。おおよその内容を把握するためのものとしてご利用ください。

 

 

Memorandum by the Chief of the Office of Arms and Munitions Control (Green)
[Washington,] August 30, 1937.

 

昨朝の長官室での会議の後、私は Carp Export and Import Corporation [訳注1] が、ソ連で組み立てられる戦艦を建造するための材料・機器・武装を、この国で購入しようとする試みの最近の展開について、海軍副長官のリーヒ提督と話をした。8月24日と28日の私の連絡に記録されている、Scott Ferris氏 [訳注2] との最近の会話について、リーヒ提督に話した。

 

政府の立場は完全に明確であるし、私が Ferris氏 に提案した手順は、Carp Export and Import Corporation がその目的を達成することができる唯一の手順であると思う、とリーヒ提督は述べた。彼は、アメリカの造船会社がソ連のための戦艦を建造するのを見ることができれば嬉ばしいし、大統領は、検討中のような契約を実行することができれば喜ばしいと提督に述べていた、と付け加えた。けれども提督は、アメリカの造船会社は、海軍省の長期的かつ積極的な協力なしに戦艦を設計することはできないし、ましてや必要な装備や軍備をすべて製造することはできないと考えていた。


Joseph C. Green

 

[訳注1] まとまった情報を得ていないので誤りがあるかもしれません・・・スターリンが直接、交渉責任者に任命した、Sam Carp(モロトフの義理の兄弟)による貿易会社、と思われます。
[訳注2] Carp Export and Import Corporation の代理 (represent. FRUS p.484)、法律顧問 (counsel. FRUS p.486)。

 

 

 

Memorandum by the Under Secretary of State (Welles) of a Conversation With the French Ambassador (Saint-Quentin)
仏大使 [訳注:René Doynel de Saint-Quentinか?] との会話についてのサムナー・ウェルズ国務次官の覚書

[Extract]
[Washington,] March 23, 1938.

 

本日午後、仏大使が私に面会しようと訪ねてきた。彼はまず、ソ連政府が提案した、侵略を防ぎ平和を維持するための最良の採りうる手段と方法とを検討するための、日・独・伊を除いた世界の各国からなる会議の、正式な通知を合衆国政府は受け取ったのかどうかを尋ねるよう、仏政府から指示されたと語り、そのような通知を受け取ったのであれば我々の返事はどのようなものだったのだろうかと述べた。

 

ソビエトの駐ワシントン大使が国務長官と行った会談を通じて実際にそのような通知を受けたけれども、私が知らされている限り、まだ返事をしていない、と私は大使に答えた。とはいえ私は、実際的な結果が得られるかどうか極めて疑わしいし、当面は都合が良くないとの我々の信念のゆえ、当政府は、提案されたような会議への参加には気が進まないと、彼の政府に知らせるため、大使に告げることができると考えた。そのうえ、欧州の政治問題に関与しないことは本政権の断固たる政策であるし、この通知を出した時のソビエト政府の考えには、政治的性格を有する欧州の問題が第一にあったように感じられるという問題点を、大使は知っている、と私は述べた。対外関係に関わる限り、ほんの数日前に国務長官が極めて明確に発表した、当政府の一般的な方針を私は述べたし、私が大使に語った見解は、国務長官が発表した方針と完全に一致している、と彼が感じたことだろうと確信した。

 

これが我々の返事になるだろうと思う、と大使は述べた。彼は我々の立場を完全に理解しているし、それに応じて彼の政府に助言することだろう。


それから大使は、現在の我々の中立法を修正する可能性があるかどうか。加えて、当政府がスペインの状況と関係した我が中立法のその部分を修正する可能性があるかどうか、尋ねた。私は、数時間前に公式に発表したように、それは議会の権限の範囲内の事柄であり、執行の裁量の問題ではないけれども、現時点では、中立法を修正しようとの意向は、議会側に少しも無いように思われる、と大使に述べた。

 

大使は、欧州の状況に関して一般的な言い方で話し、戦争の当面の危険はすべて軽減されたと感じているようだった。しかしながら彼は、最近の進展に関して彼の政府からの情報を全く持っていなかったし、イギリスとイタリアの間で進行している会談にも特別な関心を示さなかった。

 

S[umner] W[elles]